施行事例
石和の家
敷地は石和町北西部に位置し少し狭い東側道路に接する東西に長く広い敷地という印象を受けました。
現在の住まいを建て替えるという内容でしたが最初に伺った時の印象は、周囲の山々はもちろん屋敷内にも樹木が深く茂り緑に囲まれた暮らしを楽しんでおられる事を感じました。
万事派手なことが苦手であろうことが想像できたので建物も元の家の記憶を継承してゆき、快適さを優先に考え、さりげなく建てる事を考えました。
また、玄関右横に記念樹である梅ノ木を残す事も、元の家の記憶を継承していく事の心がけの1つになりました。
敷地にゆとりがあるのでそれを最大限この家の価値につなげようと思いました。
隣地の住宅が迫っているので、南側からの太陽光を建物全体に取り入れる為、既存地盤面より1階の高さを約1.3Mに設定しました。
そうする事により内部空間と外に見える緑が連続的な広がりを視界に感じ取る事ができました。
また、庭に面して広縁を回したことで、庭との親密な関係を保って家の空間の質や中間領域で生まれる、豊かな季節感が、日常に存在する数分間の小さな時を楽しく、新しい形の中で、暮らしに継承することが出来ると考えました。
次に、階段室、吹抜部には階段を登り切った北側ホールと振り返り方向の南側バルコニー部分に幅約3Mの開口部を計画し、周囲の山々の四季の移り変わりを感じ取り、季節感を日常生活に取り入れられる様に工夫しました。









